未来の展望と仮説:ロールセッション

ロールセッションとは

プロジェクトの各フェーズの開始時には、次のマイルストーンまでにチームがどのように進んでいくかを擦り合わせ、個人がやるべきこと、他のメンバーに期待することについて認識を揃える必要があります。まず、改めて今回のマイルストーンの内容とプロジェクトゴールを確認します。その後、各メンバーがこのマイルストーンにおいてどのようなタスク・ロールを担うのかの認識を合わせます。

ロールセッションは、この各メンバーの役割と期待値の擦り合わせのために行われます。プロジェクトチーム全員が自分の役割の範囲でリーダーシップを発揮できるように、メンバーそれぞれのやるべきこと、苦手なこと、期待されることなど、内的な自己認識と外的な期待値を明文化して共有し、相互に役割を擦り合わせます。

具体的な手順

テンショントリアージは、例えば次のような手順で実施しますが、これはあくまで一例です。上記の目的をより効率的・効果的に達成するために、ご自身のチームにとって最適な方法にアレンジしてみてください。

  1. 各メンバーが自分のやるべきことを付箋に書き出し共有する

  2. 他のメンバーにヘルプしてほしいこと、他のメンバーへの期待値を付箋に書き出し共有する (アサインできる対象がわからなかったり現時点ではいなかったりしても問題ない)

  3. 未アサインのヘルプ内容や期待値につき、メンバー相互に議論してアサイン先を決める

  4. 改めて自分のやるべきことを精査し、各々承認し、議論して深める

  5. これまでの議論を踏まえて、各メンバーが自分の役割を更新し共有する

最終更新

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