プロジェクトゴールとは
プロジェクトゴールとは
プロジェクトゴールとは、プロジェクトにおいてプロジェクトチームが達成したい成果を指します。成果はある一定の状態であることもあれば、具体的な作成物であることもあります。
Project Sprint 101で述べたように、Project Sprintではプロジェクトを「全体」に対する「部分」であると捉えており、プロジェクトゴールは「大きなゴール」の達成に近づくために必要な一歩としての「小さなゴール」です。この漸進的な進捗のための成果だけでなく、「相互に期待値を共有し合う自律的なプロジェクトチームを形成する」というチーミングにおける理想の状態を達成することも、プロジェクトゴールに含まれます。漸進的な進捗のための成果とチーミングにおける理想の状態いずれの達成に比重が置かれるかは、プロジェクトによって様々です。
プロジェクトゴールはプロジェクトチームによって定義され、プロジェクトチームとして認識が揃っており、プロジェクトチームによって必要に応じて再定義しうるものでなくてはなりません。これらが実現していることにより、各チームメンバーがプロジェクトゴールの達成に現実味と納得感を持ってプロジェクトに参画できるのです。
プロジェクトチームは、プロジェクトが進むべき方向を適切に見定められるよう、プロジェクトゴールが全体ゴールに対してどういう位置づけにあり、どういう役割を果たすのかを常に認識しておく必要があります。また、このプロジェクトチームとしての認識は、プロジェクトの外部に対しても明確に示せる状態にしておきます。
プロジェクトゴールの設定
プロジェクトはプロジェクトソースの希望を源として立ち上がり、まずはプロジェクトソース主導の下で、目指すべきゴールの仮説に基づいてプロジェクトチームが組成されます。プロジェクトチームが組成されてからは、プロジェクトチームが主体となり、自身の意思に基づいて改めてプロジェクトを定義しプロジェクトゴールを設定します。
具体的な設定方法については、実践編「プロジェクトゴールの設定」をご覧ください。
最終更新