チームメンバーの理解とロールシートの利用
チームメンバーの基本情報
より良いチームを目指す前提となるのが、チームメンバーに関する理解です。例えば、プロジェクトに関わるメンバーに次のことを確認しておきましょう。
あなたの名前はなんですか?普段はどのような組織や会社に所属している人ですか?
あなたはどのような人ですか?例えばスキルセットはどのようなものがありますか?これまでにどのような仕事にかかわってきましたか?
あなたがこのプロジェクトに対して貢献を期待されていることはなんですか?
あなたはプロジェクトに対する専任メンバーですか、兼任メンバーですか?いずれにせよ、あなたがこのプロジェクトに割ける時間はどのくらいですか?
こうしたことをプロジェクトの最初に知っておくことは、ロールの設定における助けになります。
ロールシートの利用
ロールとチームメンバーは一対一の関係になるとは限らず、またロールの種類も決まったものはない一方、決まったロールはきちんと明文化して合意する必要があります。
そのため、「いまのロールの状況」を明文化して参照できる状態にしておくための「ロールシート」を利用することをおすすめします。
ロールシートには、例えば次のような要素を盛り込みます。
ロール名
ロールが果たす責任(どういう目的でそのロールが必要とされ、何を果たすロールなのか)
そのロールを担う人
これらを一つのドキュメントとしてまとめ、常に最新のものに更新しておくことで、いまの各メンバーに対する期待値を把握することや、期待とズレがあった場合の議論が可能になります。
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