ミーティングロールの確認

ミーティングを効率的・効果的に運営するために必要な役割(ミーティングロール)を、個々人に割り当てましょう。

具体的には、次のようなロールの割り当てが必要です。

  • ファシリテーター:議論を促進し成果の質を向上させることで、プロジェクトの成果をよりよいものにするロール。アジェンダの改善やその後の議論形成のサポート・助言を行う。

  • モデレーター:アジェンダの取りまとめや進行サポートを行うことで、議論のプロセスを最適化し進行の時間を維持するロール。アジェンダの合意から、その後のアジェンダ進行とタイムキープ、議論の結果決定された次の行動の明確化、ミーティング終了時の次回のアジェンダの決定までを担う。

  • コーディネーター:ミーティング環境を整えるロール。適切なミーティングルームの確保(オンラインの場合はミーティング環境の設定)、ホワイトボードやモニターの手配をする。

  • レコーダー:議事録を作成するロール。ミーティング後に議事録を共有するだけでなく、ミーティングの進行中にもリアルタイムで作成中の議事録を共有し、メンバー間の認識のずれを即座に修正することができるようにする。

チームメンバーの人数によって、一人が複数のロールを担当することもありますし、何もロールを持たないメンバーがいることもあります。ただし、いずれのロールも誰かが担うようにしてください。会議の参加者全員がそれぞれの視点から助言しうるので、ファシリテーターは全員が担うことになるでしょう。また、モデレーター、コーディネーター、レコーダーは属人性が低いため、固定ではなくミーティングごとに持ち回りにすることが望ましいものです。これにより、ミーティング運営に関する問題点や最適な方法について、参加者全員が自分から考えやすくなります。

ロールの分担はミーティングの都度話し合って決定してもかまいませんが、あらかじめミーティング前に分担や持ち回りのルールを決めておくと、当日のミーティング運営が効率的になります。

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